社会を有機体として観察すると、精神文化・政治法制・経済活動という三つの領域がそれぞれ独自の原理・目的を持って働いていることに気付きます。現代社会が健全に機能するためには、精神文化は自由・多様性に基づき、政治法制は平等の権利に基づき、経済活動には友愛・互恵の原理が必要である、と説くのが社会三分節です。
えっ、「自由な文化」と「平等の政治」は分かるけど、経済もやっぱり「自由」じゃないの?・・・それはこう考えてみてください。
農家の人がお米を作るのは自分で食べるためではなく、
他人に食べてもらうため(利他・互恵)です。
けれども品質や効率を高めるために
自らの精神で自由にイニシアティブを取るのです。
実業家・自営業者が自ら事業を経営するので「自由経済」ですが、本来お客様のためにするのが健全な経済活動で、私腹を肥やすための経済活動は不健全なのです。詳しくは以下のページをお読みください。